エキスパートへのインタビュー：アイスランドでの「新たな一歩に！」

Miles & More編集部：バスティアン、「新たな一歩に」キャンペーンについて簡単に説明していただけますか？

この2年ほど、いろいろなことができなくなってしまいました。旅行も先延ばし、友人や親せきにも会えなくなり、文化的なイベントもかなり制限されました。多くの計画を実行に移すことができなくなってしまいました。どれほど願っても状況が許しませんでした。私もその一人です。だからこそ、「新たな一歩に」のアイディアが生まれたのだと思います。同じような状況にいるMiles & Moreの会員の大切な機会を実現して、喜んで願いをかなえようじゃないかと。それをこのキャンペーンでできるようになりました。実に2,000組を超える人たちのストーリーが寄せられたことに驚いています。東京の満開の桜の花の下でするはずだったプロポーズ、カナダで曾祖父から釣りを教わるという家族の伝統など、さまざまです。ただ、多くのMiles & More会員の興味深いアイディアに加え、共通するある一面にも気づきました。多くの方の参加理由には、友人や親戚とまた会いたいというものがありました。大切な人とまた一緒に何かをしたいという気持ちがあったのです。それを聞いただけでも心が温かくなります。

Miles & More編集部：その通りだと思います。「新たな一歩に！」の続きはどうなりましたか？

イスラー一家とともに、私たちはスイスからアイスランドに向かいました。娘さんのアンドリーナは骨肉腫を患っており、長いこと入院をしていました。入院中、彼女は馬に興味を持ちました。そして、家族がセラピーホースのヴィヌールを連れてきたのです。ヴィヌールは家庭に力と喜びを再びもたらしました。親友（ヴィヌールとはアイスランド語で「友達」の意）としては、自分の友人がどこから来たのかを知りたくなるというものです。そこからこの計画が生まれました。ヴィヌールの足跡をたどり、その故郷を見て確かめるというものです。それを私たちはMiles & Moreパートナーと協力して実現しました。