会員の皆様からのマイルの寄付によって、現在トーゴで職業訓練センターが建設中
グン・エドエ町長が、職業訓練センターのプロジェクトがもたらす希望について語ります。
グン・エドエ氏は、トーゴ南部、大西洋とトーゴ湖にはさまれた広大なラグーンのある海岸沿いの町、アグボドラフォの町長です。町は、トーゴの首都ロメから約30キロの場所にあり、人口はおよそ9万人です。そのうちの少数が郊外のデヴィキンメ村に住んでいます。ここでは、Miles & Moreとhelp allianceの共同プロジェクトのひとつとして、不利な立場に置かれた学校修了者の若者を対象にした職業訓練センターが建設されています。

エドエ町長が、建設の進捗状況について最新の報告を行うとともに、プロジェクトについて町長の思いと町や地域全体にとっての意味を説明します。
若者に未来を
「この地域にこのような職業訓練センターがあったら、とずっと願っていました。地方分権化政策により、多くの若者が資格を持って義務教育を修了できるようになったものの、その後さらに教育を受ける者はほとんどいないに等しい状態です。彼らに、『こんなに良い成績を収めたのに、どうして勉強を続けないのですか?』とか 『この地域は訓練を受けた労働者が本当に不足しているから、職業訓練を受けたらどうですか?』などと尋ねると、いつも同じ答えが返ってきます。『私の家にはそんな余裕がない』というものです」
「状況を変えなければならない時が来ていました。私たちが住む地域には、海や湖、また美しいリゾートの海岸など、働く場所としてさまざまな可能性を持った場所があります。リン酸処理施設だってあります。ただ、熟練労働者がいないのです。そういう労働者は国内の他の地域や、多くの場合、外国からやってきます。このような状況は将来変わっていくでしょう。誰もが自分の才能や能力に応じて学び、働くことができるようにならないといけません。それが若者自身にも、その家族にも、ひいては私たちの地域全体にも良い効果を生むのです」
支援への感謝
「職業訓練センターは、この実現にむけての重要な第一歩です。help allianceの積極的な支援がなければあり得なかった一歩です。だからこそ、私はこの機会に皆様へ心からの感謝をお伝えしたいと思います。このプロジェクトを前進させるべく大切な時間とエネルギーを投じてくださっているhelp allianceの方々、そしてセンターの建設資金となる多くの寄付をお寄せくださっているMiles & Moreの会員の皆様、ありがとうございます。引き続き、ご支援をよろしくお願いします。皆様からのマイルは私たちのもとに間違いなく届き、人々の生活をこれからもずっと変えていってくれます」
最初の訓練生たち
「2023年の学年度が始まると、このセンターの第一期となる若者の訓練がスタートします。第一期生は若い女性グループのようです。私は、機会均等の推進に力を入れているので、このことを実に喜ばしく思います。女性が、労働市場で男性と同じ機会を得られるのは素晴らしいことです。これを実現するには、男女が平等に優れた教育を受けられるようにする必要があります。私たちは、アグボドラフォ全体で、また特に新しい職業訓練センターでの取り組みによってそれに貢献したいと願っています」
プロジェクトに関するその他の情報
トーゴの日常
プロジェクトリーダーの展望

会員からのマイル寄付で成り立っているその他のプロジェクト
15年以上前、Miles & Moreはルフトハンザグループの慈善団体であるhelp allianceとチームを組み、Miles & More会員の皆様のご協力を得て、世界を少しでもより良くするための取り組みを始めました。
2016年以来、寄付されたマイルは教育、雇用、収入、医療、栄養の分野で多数のプロジェクトの支援に役立てられてきました。多数の重要なプロジェクトの一部をご覧ください。