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2024年1月1日開始の新しいステータスプログラム

2023年12月31日18時(CET)から2024年1月2日18時(CET)の予定で、ステータスプログラムの変更が行われます。この間、miles-and-more.comおよびMiles & Moreアプリにはログインいただけません。詳しく読む

こんにちは。ご用件をうかがいます。

孤児たちのための愛情にあふれた居場所

help allianceは、ヨハネスブルグにSafe Houseを建設するにあたって皆様からのマイルを活用させていただきました。両親またはどちらかの親がいない子どもたちが自立した人生を歩めるように手を差し伸べる場所です。

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ヨハネスブルグは南アフリカ最大の都市であり、別の側面をもつ場所でもあります。先進的な大都市でありながら、タウンシップ、いわゆる黒人居住区で暮らす人々の日常には貧困、失業、高い犯罪率が付きまといます。また、国内で最もストリートチルドレンの多い都市でもあります。彼らの多くは精神的・身体的虐待の犠牲者であり、家族がいない状態で成長します。

Safe Houseは2001年に開所しましたが、ヨハネスブルグ出身のイヴォンヌ・デートレフスが自発的に自身の古い家を改装して作った施設です。それ以来この家は、特に現地の黒人居住区で捨てられ、放置され、虐待された子どもたちに、安心できる家庭と家族を提供し続けてきました。Safe Houseでは、貧困も虐待もない自立した生活のための基礎となる教育を受けることもできます。

help allianceは2010年より寄付していただいたマイルを活用しながらSafe Houseのプロジェクトを支援しています。

 

過去20年間、この家は100人以上の子供たちが安心して避難できる場所となってきました。この間、子どもたちを温かく受け入れた里親や養子に迎えた人々は、ヨーロッパや南アフリカで多数にのぼります。

ミッキー・レーダラー(2003年よりプロジェクトマネージャー)はパーサーです。彼女は言います。

「私は仕事を通して南アフリカを知り、好きになりました。ただ、この国の美しさを愛でる一方で、実際に暮らす人々の抱える多くの困難に目をつぶることができませんでした。子どもたちにSafe Houseという安全な居場所と良質な教育を提供することができてうれしく思います。また、子供たちが歩んでいく人生の支援ができることは非常に重要なことだと信じています。子どもたちが私たち大人に頼れるのだと知らせることも大切なことです。それによって、子どもたちは自身や他者に対する信頼を強めることができるのです。」

マティーナ・ライザー(2002年よりプロジェクトマネージャー)は客室乗務員です。彼女も言います。

「私も、不利な立場にある子どもたちが尊厳をもって家庭的なコミュニティで成長できるようにすることは非常に重要なことだと思います。このSafe Houseでは、子どもたちは保護、安全、ケアを体感し、最終的には自分の人生を切り拓きながら目標に向かって進めるように教育を受けることができます。実際に時間を共に過ごし、現地で幾度となく長期滞在することで、子どもたちとの深い絆ができました。まるで家族のようです。当初から掲げている目標は、子どもたちに心のよりどころや必要な資源を提供し、適切な教育を受けさせることです。」

March 31, 2017. Alice Maria Ana (Norah) at college.  Feature: Safe-House children's refuge in Alberton, Johannesburg, South Africa. Picture: JAMES OATWAY for ONE

2006年からSafe Houseに暮らすノラ

ノラは、家庭内の状況と長年の虐待に耐えられずに家出をしました。まともな状態ではなかった彼女がガソリンスタンドで保護された後、警察がこのSafe Houseに彼女を連れてきました。
ノラは今では自信にあふれ、高い教育を受け、意欲に満ちた女性に成長しました。会計学の学士号を取得するために学ぶ一方で、法律事務所でフルタイムの仕事をしています。同じくSafe House出身のセシリアとノブールと一緒にアパートを借りて暮らし始めたばかりの彼女は、2021年7月からまさに自分の足で立っています。

March 31, 2017. Alice Maria Ana (Norah) at college.  Feature: Safe-House children's refuge in Alberton, Johannesburg, South Africa. Picture: JAMES OATWAY for ONE
March 30, 2017. Martina Reiser (centre). Tebogo Letsie (left, in pink) and Tracey Booysen (right). Feature: Safe-House children's refuge in Alberton, Johannesburg, South Africa. Picture: JAMES OATWAY for ONE

2001年にSafe Houseで暮らし始めたテボゴ

テボゴは生まれたときから乳児期脳性麻痺を患っています。プレトリアで脳の手術を受けましたが、彼女の両親は自分たちの娘を病院から引き取りませんでした。
南アフリカには統合教育を提供する学校がありません。心身に障がいのある子どもたちの場合、受け入れ場所を転々とせざるを得ない状況がよく見られます。help allianceからの資金により、テボゴに適した支援学校に受け入れてもらうことができました。彼女はこの特別支援学校に通うのが楽しくてたまりません。そして、ぐんぐん成長もしています。

March 30, 2017. Martina Reiser (centre). Tebogo Letsie (left, in pink) and Tracey Booysen (right). Feature: Safe-House children's refuge in Alberton, Johannesburg, South Africa. Picture: JAMES OATWAY for ONE

このパートナー関係は、2010年のスクールバスの購入から始まりました。2017年以来、help allianceは年間の生活費、通学費、教育や研修の費用、建物の維持費、医療費、フルタイムの「母親」たちの人件費とその家族の社会保険の費用を負担してきました。

2001年当初は単なる住居だったSafe Houseは、これまで大きく発展してきました。
このプロジェクトの今後の目標は、若者たち全員が「タウンシップを超えて」自立し、自身で生活を送れるようになることです。それはつまり、ノラの例で紹介したように、若者たちがある年齢に達した時点で、手の届く家賃の安全なシェア物件に引っ越して自活するということです。そしてもちろん教育や勉学を完了するまで「自分たちの」Safe Houseコミュニティを頼りにできるということも大切です。このために必要な費用をすべて賄えるよう、支援基金の2022年の設立を目指しています。プロジェクトマネージャーたちは、若者たちがSafe Houseを巣立った後でも彼らとの連絡を密にしています。ともに築いてきた長期にわたる関係が家族のような絆を形成し、彼らの人生のさまざまな段階において非常に重要な役割を果たすはずだからです。